遠藤和良のホームページ

ホーム
オピニオン
私のカメラ紀行
今月の俳句
随筆「人間に乾杯」
リンク集

2014年

2014年12月

徳島市のホテルで見たクリスマスの飾りです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・メルヘンの世界をここにクリスマス（和良）

ホテルではどこのフロアにもサンタが飾られていました。　　　　　　　　　　　　　　　　・クリスマスどのフロアにもゐるサンタ（和良）

2014年11月

祖谷のかずら橋は紅葉の中にありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・秘境かな紅葉早しかずら橋(和良)

かずら橋を渡るときは緊張しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・かずら橋渡り紅葉の谷渡る(和良)

鳴門のホテルから見えた瀬戸内海です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・瀬戸の海波一つなき小春かな（和良）

宿泊した鳴門のホテルは山の上にありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・山の上のホテルに冬日暖かく（和良）

徳島城博物館の庭園で菊の展示会がありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・立ち菊の大輪なれば葉も厚く（和良）

嵯峨菊や伊勢菊などの古代菊も展示されていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・嵯峨菊の心細げに咲きゐたる（和良）

展示された菊に日が差すと一層輝いて見えました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・日の差せば菊に彩り蘇る（和良）

いろいろな菊が寄せ集められて展示されていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　・小さきほど強き香りや菊の花（和良）

鳴門ウチノ海総合公園で凧揚げ大会が開かれました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・大凧の尾は荒縄でありにけり（和良）

風の向きをとらえて呼吸を合わせて大凧を揚げます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　・凧揚げの好きな漢がこんなにも（和良）

大凧は風をとらえて悠然と昇り始めます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・大凧の泰然として昇りゆく（和良）

連凧と競うかのように大凧が昇っていきます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・連凧をまづ揚げ風の向きを知る（和良）

2014年10月

岐阜県八百津町にある杉原千畝記念館です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・秋晴や花も輝く記念館(和良)

神戸市北野の異人館です。外国人が観光に来ていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・木犀の香の下りてくる坂の道(和良)

山梨県の勝沼では棚一杯に葡萄が実っていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・一木で棚埋め尽くしたる葡萄(和良)

勝沼ではワイナリーと葡萄棚が町中にありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・天に地に葡萄の棚の伸びる町(和良)

日蓮大聖人が立宗宣言した清澄寺から太平洋が展望できました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・立宗を宣言せし地初紅葉(和良)

日蓮大聖人の生誕の地である小湊で鯛を見ました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・水澄めり群れ出る鯛のくっきりと(和良)

房総半島の南端にある野島崎灯台です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・秋晴や灯台高し野島崎(和良)

野島崎灯台から少し歩けば太平洋でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・房総の南端巡り秋惜しむ(和良)

八王子市の「とうふ屋うかい」に行ってきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・門くぐり入れば静かや女郎花(和良)

「とうふ屋うかい」には季節の花が咲いていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・庭隅に秋明菊の花明かり(和良)

徳島城公園の北側には石蕗の花が咲き競っていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・城山の裏は日陰や石蕗の花(和良)

徳島城公園の薔薇園で見た赤い薔薇です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・秋空へリンカーンてふ薔薇の赤(和良)

大歩危峡の舟下りを楽しんできました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・行く秋や大歩危峡に舟下り(和良)

大歩危峡の水は澄み渡っていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・大歩危の淵は藍色水の秋(和良)

2014年9月

阿波の法隆寺と言われる丈六寺では木豇豆の大樹が実っていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・木豇豆の大樹の実る寺の秋(和良)

丈六寺の前の勝浦川では落鮎を釣る人たちがいました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・落鮎を釣るとは待ちに待てること(和良)

羽田から徳島に帰る飛行機から見えた富士山です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・雲の間に黒々とあり秋の富士(和良)

飛行機からは知多半島とセントレアもよく見えました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・セントレアその真上行く秋の旅(和良)

中山道の妻籠宿は山深い木曽路にありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・鶏頭や木曽は山国妻籠宿(和良)

妻籠宿では家毎に季節の花を咲かせていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・格子まで朝顔咲かせ妻籠宿(和良)

妻籠宿では格子に綺麗な花が飾られていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・コスモスを手桶に活けて妻籠宿(和良)

妻籠宿の中山道では路地に葉鶏頭が植えられていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・街道の路地に明るき葉鶏頭(和良)

妻籠宿で見た朝顔です。朝露を乗せていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・朝顔に乗りたる露のまぶしさよ(和良)

妻籠宿では店頭にコスモスを活けていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・店頭に活けてまぶしき秋桜(和良)

昼神温泉の宿の石庭です。綺麗な箒目が入っていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・石庭の砂にやさしき秋の雨(和良)

昼神温泉の宿ではまだ百日紅が咲き継いでいました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・百日紅咲き継ぐ山の湯宿かな(和良)

2014年8月

アミコフェスタで見た阿波踊です。気風良い男踊りでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・二拍子で静から動へ阿波踊（和良）

静かで品の良い女踊りも良かったです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・静かなることも女の阿波踊（和良）

徳島駅前のデパートの玄関先でも阿波踊が見られました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・町中に俄か舞台や阿波踊（和良）

蜂須賀侯に扮したお殿様も先陣を切って踊っていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・殿さまも先駆け踊る阿波踊（和良）

徳島城博物館で津田の盆踊を見ました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・精霊を呼び寄せ津田の盆踊（和良）

津田の盆踊は徳島県無形民俗文化財に指定されてます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・残されし子を背に津田の盆踊（和良）

地を這っている朝顔が小さな花をつけていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・地を這って咲く朝顔の小振りなる（和良）

吉野川市川島町岩の鼻で見た地蔵盆です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・地蔵会や子らの姿はなけれども（和良）

2014年7月

天守門が新調された浜松城に登りました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・天守門新調の城風涼し（和良）

浜松城は出世城とも言われています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・若き日の家康の城新樹晴（和良）

阿南市の北の脇海水浴場です。大勢来ていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・涼しさやがらんどうなる海の家（和良）

北の脇海水浴場の隣では地引網が人気を呼んでいました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・地引網海月を捨てて終はりけり（和良）

2014年6月

岐阜県で長良川の鵜飼を見てきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・漆黒に鵜の影しかと鵜舟行く(和良)

フィナーレは6隻の鵜舟が横隊になる総がらみです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・総がらみして鮎を追い込む鵜舟(和良)

総がらみのあと、観光船の前まで鵜と鵜舟が来てくれました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・篝火の照らし出したる鵜の猛り（和良）

鵜匠が鵜の縄を緩めると鵜の動きが静かになります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・鵜の縄を緩めて鵜飼終はりけり（和良）

金華山にある岐阜城から濃尾平野が一望できました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・岐阜城の天守に立てば風涼し（和良）

岐阜城のロープウエイです。万緑の中を登ってきます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・万緑にロープウエイの呑み込まれ（和良）

国宝・犬山城の階段は急でした。風格のあるお城でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・天守閣杜鵑花明かりの上にあり（和良）

犬山城の城内の茶店で心太をいただきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・犬山の城は国宝心太（和良）

飛騨高山には小京都にふさわしい風景がありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・水盤の水に冷やして菓子を売る（和良）

古い町並の続く上三之町では玄関に花を咲かせていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・玄関に鉄線咲かせ古都に住む（和良）

白川郷の合掌集落には昔のままにあやめが咲いていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・あやめ咲く合掌の里水の里（和良）

白川郷では田植えが終わって合掌造りが水田に映っていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・植田はや合掌造り映しをり（和良）

2014年5月

美馬市脇町の広棚の芝桜を見てきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・太陽を浴びてまぶしき芝桜(和良)

葉煙草の植えられていた畑は芝桜の畑になっていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・煙草端ありしは昔芝桜(和良)

美馬市脇町の広棚で見た鯉幟です。よく泳いでいました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・吹く風に命をもらひ鯉幟(和良)

鯉幟は広棚の芝桜を見に来る人の案内役になっていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・鯉幟ここに里あり人家あり(和良)

藍住町の薔薇園で見た赤い薔薇です。生き生きしていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・今朝咲きし薔薇太陽を正面に(和良)

黄色い薔薇は黄金色に輝いて見えました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・日を浴びて輝く薔薇の黄金色(和良)

少しずつ開花時期をずらして薔薇が植えられていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・薔薇の園盛りの薔薇の次々に(和良)

薔薇園には同じバラ科の浜茄子が咲き競っていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・薔薇園にバラ科浜茄子咲き競ふ(和良)

岡山県備前市の閑谷学校です。三百余年の歳月を経ています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・閑谷は青葉若葉に鎮もれる(和良)

閑谷学校には「学問の木」といわれる楷の大樹が茂っていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・楷若葉樹齢白寿の輝きよ(和良)

倉敷市の美観地区です。舟で行く人が涼しそうに見えました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・舟で行く倉敷の町涼しかり（和良）

美観地区では川縁の柳が青々と茂っていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・葉柳や倉敷の町川に沿ひ（和良）

2014年4月

美馬市脇町のデ・レイケ公園のチューリップと桜です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・原色の並ぶ明るさチューリップ(和良)

チューリップと水車小屋はよく似合っていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・オランダの風景をふとチューリップ(和良)

石井町の浄土寺の境内で見つけた芝桜です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・その色に濃淡のあり芝桜(和良)

太陽に真正面を向く芝桜には翳がありませんでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・群れ咲きて重なりをらず芝桜(和良)

鳴門市の観音寺では牡丹が咲き始めていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・花開く朝の牡丹を見に来よと(和良)

風格を感じるほどの牡丹の咲きっぷりでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・ふくよかに大振り牡丹咲き満てる(和良)

北島町のチューリップフェアに行ってきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・チューリップフェアに家族連れ多く(和良)

65品種38000本のチューリップが植えられていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・なかんづく赤白黄色チューリップ(和良)

北島町のチューリップフェアは子供にも人気がありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・チューリップ数へて数を教はりぬ(和良)

65品種38000本の中には白いチューリップもありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・ハネムーンてふ真っ白なチューリップ(和良)

藍住町にも梨園があり、花が咲き満ちていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・隣まで宅地の園の梨の花(和良)

年輪を刻む梨の古木も真っ白な花をつけていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・古木より咲きて真白や梨の花(和良)

阿波市土成町の神宮寺の牡丹です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・日向より日蔭の牡丹艶やかに(和良)

150種450株の中には大振りの牡丹がありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・大振りの牡丹のかくも妖艶な(和良)

石井町の地福寺で藤祭が始まりました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・鉢植えの咲きて始まる藤祭(和良)

地福寺にはいろいろな種類の藤が咲いていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・風のなきときにも揺れて藤の花(和良)

鳴門市の龍宮の磯で見た諸葛菜です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・灰まぶし若布干す浜諸葛菜(和良)

近づくとほんのりと紫の浮かんで見える諸葛菜でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・諸葛菜根元に黒き若布屑(和良)

2014年3月

有馬温泉の有馬離宮に宿泊しました。夜は寒かったです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・凍解の風の冷たき有馬の湯(和良)

ホテルの日本料理店には雛が飾られていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・雛飾る御殿飾りをまづ飾り(和良)

常楽寺のしだれ梅は青空に映えていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・しだれ梅雲一つなき空青く(和良)

常楽寺の池の鴨はよく動いていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・池の鴨引く気配なり散り散りに(和良)

原田家屋敷の蜂須賀桜です。早咲きの桜です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・先立ちて蜂須賀桜満開に(和良)

桜が咲く庭に焼夷弾が落ちた時代があったと聞きました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・焼夷弾落ちたる庭の桜咲く(和良)

阿波市の熊谷寺では桜が咲き競っていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・咲き満ちて花の名所となる札所(和良)

熊谷寺には垂れ桜もたくさんありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・俯きに咲きて垂るる桜かな(和良)

熊谷寺の山門の近くで見つけた犬ふぐりです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・雨止みて背伸びせしごと犬ふぐり(和良)

熊谷寺には黄水仙も咲いていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・雨雫乗せて鮮やか黄水仙(和良)

神山町では垂れ桜と連翹が咲き競っていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・連翹と垂れ桜の咲ける里(和良)

徳島市の蔵本運動公園では老桜が爛漫と咲いていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・咲き満てる桜の幹の太さかな(和良)

2014年2月

板野町の徳島あすたむらんどで見た水仙です。満開でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・水仙の咲き満つ丘を登りゆく（和良）

風車の丘からなだれ咲く水仙は向きが揃っていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・なだれ咲く水仙どれも下を向き（和良）

徳島市の文化の森で見た臘梅です。よく香っていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・登るごと臘梅の香の近づきぬ（和良）

文化の森の臘梅は石段沿いに植えられていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・臘梅の通り過ぎての香りかな（和良）

文化の森の紅梅は甘い香りを漂わせていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・紅梅の一花一花に虻の来て（和良）

文化の森の満作は花をほころばせ始めていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・満作の花のほころぶ日和かな（和良）

元赤坂の明治記念館です。雪吊りの松が綺麗でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・雪吊りの松に音なく氷雨降る（和良）

明治記念館のレストランには灯が点っていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・氷雨降る昼も明るきレストラン（和良）

上野東照宮の冬牡丹には俳句が添えられていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・冬牡丹一つに一つ句を添へて（和良）

雪の残る中で冬牡丹は可憐に咲き競っていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・雪残る土黒々と冬牡丹（和良）

5年間の大修復工事を終えた上野東照宮の唐門です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・春光に東照宮の金まぶし（和良）

唐門と共に重要文化財である社殿も修復を終えていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・霜柱踏みしめ社殿仰ぎ見る（和良）

徳島にも雪が降りました。庭の金柑にも少し積もりました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・わが庭の金柑雪に色増せる（和良）

我が家の庭の蕗の薹にも厳しい雪の朝でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・わが庭の蕗の薹にも雪の朝（和良）

吉野川市鴨島町森藤で見た梅林です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・日に向かひ陰のなかりし梅の花（和良）

梅の下に佇んでいますと香りが届いてきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・梅の香の不意に届きてすぐ消ゆる（和良）

2014年1月

日光の明智平から眺望した華厳の滝と中禅寺湖です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・白雪の世界に滝も湖も(和良)

明智平へのロープウエイです。男体山といろは坂が見えました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・吹雪止みロープウエイの動き出す(和良)

初句会のあった徳島市の渭水苑の門前に臘梅が活けてありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・門前に臘梅活けて客を待つ(和良)

温水の注ぐ渭水苑の池では寒鯉が元気に泳いでいました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・温めたる水に寒鯉よく動く(和良)

鳴門市の大麻比古神社に俘虜が造ったドイツ橋がありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・ドイツ俘虜造りし橋や冬日差す(和良)

大麻比古神社には樹齢1000年を超す樟の大樹がありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・千年の樟にやさしき冬日かな(和良)

徳島城址のある徳島市中央公園の冬の薔薇です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・風痛みしても凛々しく冬の薔薇(和良)

徳島市中央公園にある御殿庭園では黐が実をつけていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・冬枯れの園に黐の実真っ赤かな(和良)

徳島市の阿波史跡公園で見た臘梅です。大勢見に来ていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・臘梅や史跡公園山裾に(和良)

臘梅を見上げると青空に臘梅の臘が透けて見えました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・臘梅の臘の透けゆく空の青

2024
2023
2022
2021
2020
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003

What's New

更新情報

私のカメラ紀行
オピニオン
今月の俳句

概要 | プライバシーポリシー | サイトマップ

ログインログアウト | 編集

閉じる