随筆「人間に乾杯」

--- 初めての書き下ろし随筆集
淡いセピア色に染まりかけた思い出の街と人、巡り会った幾多の人々への熱い胸の内が、新聞記者として培ったナイーブな感性で綴られている。出会った人々の優しさや山河の温もりが、活字となって踊っているのだ。行間には、筆者の思いの丈と故郷へのエールが詰まっている。

(徳島市)
「静かな朝、大きな太陽が吉野川に昇った」
撮影 三好和義 提供:阿波銀行