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2024年

2024年12月

エミール・ガレの花瓶のうすばかげろうの絵は繊細でした。　　　・ガレ描きしうすばかげろう見て涼し(和良)

エミール・ガレの花瓶の蝶の絵もとても繊細で涼しさを感じました。　　・ガレ描きし蝶は繊細見て涼し(和良)

エミール・ガレの象嵌がある家具もたくさん展示されていました。　　　　・芸術の秋ガレの象嵌も見て(和良)

エミール・ガレの作った犬や猫の置物も飾れられていました。　　　　　・置物のガレの犬見て過ごす秋(和良)

エミール・ガレの蛙の絵は葛飾北斎の蛙の絵とそっくりでした。　　　・北斎よガレよと過ごす秋一と日(和良)

エミール・ガレの百合の絵はまことに繊細で日本画のようでした。・ガレ描きし百合を見てゐる文化の日(和良)

綺麗な大和柿が店頭に並んでいましたので今年も吊るしました。　　・大和柿見ると吊るしてみたくなり(和良)

大きな大和柿を選んで皮を剝き塩を入れた湯に通して吊るしました。　　・吊るさんと大きな大和柿選ぶ(和良)

藍住町の我が家の庭では今年も石蕗の花が咲き始めました。　　　・放つたらかしにしあれど石蕗の花(和良)

手入れなど全くしない我が家の庭ですが石蕗の花は咲きました。　・手入れすることのなけれど石蕗の花(和良)

徳島城公園はどこもかしこも石蕗の花が咲き競っていました。　　　　　・石蕗の花石蕗の花へと園巡る(和良)

徳島城公園の石蕗の花は毎年増えているように感じました。　　　　　　・城山へどの道行けど石蕗の花(和良)

徳島城公園はどこを歩いても石蕗の花が咲き競っていました。　　・あそこにもここにも石蕗の咲ける園(和良)

徳島城公園の石蕗の花は日当たりになくても輝いていました。　　・日当たりにあらねどまぶし石蕗の花(和良)

徳島城公園の薔薇園では冬の薔薇が競うように咲いていました。　　　　・冬薔薇の競ひ咲きゐる勢かな(和良)

徳島城公園の冬の薔薇は高さを競い合うように咲いていました。　　　　　　・青空へ高々と咲き冬薔薇(和良)

徳島城公園には大きな木がたくさんあり黄葉が綺麗でした。　　　　　・日当たれば黄金の色となる黄葉(和良)

徳島城公園の背の高いメタセコイアの黄葉を見上げました。　　　　・仰がるるメタセコイアの黄葉かな(和良)

徳島城公園には大きな銀杏の木がたくさんあり黄葉していました。　・黄葉にもいろいろ色のありにけり(和良)

徳島城公園の銀杏の並木は少しづつ黄葉の色を違えていました。　　　　　　・色違へ銀杏黄葉の連綿と(和良)

徳島城公園の木々の色とりどりの黄葉は朝日を浴びて綺麗でした。　　　・朝日浴び色の極まる黄葉かな(和良)

徳島城公園では大きな木の黄葉が真っ青な空に映えていました。　　　　・青空に黄葉際立つ大樹かな(和良)

徳島城の表御殿の庭にある築山にも石蕗の花が咲いていました。　　　　・築山の岩の間に間に石蕗の花(和良)

徳島城表御殿の石庭は箒目が綺麗で石蕗の花が輝いて見えました。　　　　　・箒目の美しき庭石蕗の花(和良)

2024年11月

日が短く倉敷美観地区の掘割の周りでも灯が点り始めました。　　　　　　　・短日や天領の街灯を点し(和良)

美観地区の掘割を舟で行く観光客は秋の旅を楽しんでいました。　　　　・舟に乗り美観地区行く秋の旅(和良)

掘割の岸辺には280年の歴史を刻む料理旅館・鶴形も見えました。　　　　・由緒ある旅籠も眺め秋の旅(和良)

倉敷美観地区の掘割を舟で行くと天領の街の歴史を感じました。　　　・水澄める美観地区行く舟に乗り(和良)

倉敷美観地区の掘割では鯉がすいすい泳ぐ姿もよく見えました。　　　　　・水澄める掘割鯉の髭も見え(和良)

倉敷美観地区では掘割の両岸の灯籠に灯が点り美しかったです。　　　　　・両岸に灯籠点る美観地区(和良)

掘割の両岸に灯が点く倉敷美観地区をゆっくりと歩きました。　　　　　　・灯籠の街をゆつくり逍遥す(和良)

掘割の灯籠が点る美観地区で話し込んでいる二人がいました。　　　　　・灯籠の岸にたたずむ二人かな(和良)

倉敷美観地区では灯籠の灯が掘割の水面にも映っていました。　　　　　　・灯籠の灯が掘割の水面にも(和良)

掘割の灯籠が点ると一段と美しい倉敷美観地区になりました。　　　　　　・灯籠の美しき倉敷美観地区(和良)

朝一番に庭師が来て我が家の玄関の松手入れをしてくれました。　　　　　・朝一に庭師来てをり松手入(和良)

庭師はいつものように天辺から順に松の手入れをしていきました。　　　・天辺に始まる松の手入れかな(和良)

庭師は梯子に乗って慣れた手つきで松の手入れをしていきました。　　　　・颯爽と梯子に乗りて松手入(和良)

庭師は梯子に乗って天辺から順に松の手入れをしていきました。　　　　　・仰ぎ見る高さの庭師松手入(和良)

庭師は梯子に乗って慣れた手つきで素手で摘んでいきました。　　　・おほかたは素手で摘みゆく松手入(和良)

松手入の終った我が家の玄関の松は勢いのあるように見えました。　　　　・松手入済みたる松に勢あり(和良)

庭師は素手で摘み取り、ゆっくり時間をかけて松手入をしました。　　　・松笠になる芽も摘みて松手入(和良)

手入の終った我が家の松は葉の緑が濃くなったように見えました。　　　　・松手入済みて緑の鮮やかに(和良)

毎年、庭師が素手で手入れするたびに松の芽が込んできました。　　・手入するたびに松の芽込んで来し(和良)

毎年、手入する我が家の松は少し風格が出てきた気持ちがします。　　　・手入され松に風格出て来たる(和良)

吉野川市の市役所前で開かれた菊の展示会に行ってきました。　　　・いろいろな菊それぞれに咲き始め(和良)

菊の展示会では中央広場に小学生の作品も展示されていました。　　　　　　　・菊展示小学校の出品も(和良)

吉野川市の菊花展では小さな鉢の菊も綺麗に並んでいました。　　　　　　・鉢植の小柄な菊にある気品(和良)

菊の展示会では品評会に出す立菊が整然と並んでいました。　　　　　・品評会待ちゐる菊でありにけり(和良)

吉野川市の菊花展では背を揃えるために助もしてありました。　　　　　・助もして背を揃へあり菊花展(和良)

吉野川市の菊花展では咲き揃えられた立菊が並んでいました。　　　　・咲き揃へられたる菊の展示かな(和良)

吉野川市の菊花展では伝統の菊人形も飾られ人気を呼んでいました。　　　　　・菊衣着たる紫式部かな(和良)

吉野川市の菊花展では伝統の菊人形に今年も人気がありました。　　　　　・菊人形こちら清少納言かな(和良)

菊花展では伝統の菊人形も飾られ新しい菊衣の香りがしました。　　　　　　・新しき菊衣かなよき香り(和良)

吉野川市の菊花展の菊人形はお互いの視線が合っていませんでした。　　・お互ひに視線合はせず菊人形(和良)

菊花展では一株の菊がつけた数多くの蕾が一斉に咲き始めていました。　　　・一株に万の蕾の菊なりし(和良)

吉野川市の菊花展では揃い咲き始めた菊の花に勢いがありました。　　　・揃ひ咲き初めたる菊の勢かな(和良)

菊花展では丹精を込めて作られた菊の盆栽も飾られていました。　　　　　・盆栽の菊それぞれにある形(和良)

吉野川市の菊花展では菊の盆栽に何とも言えない風格がありました。　　　・盆栽の菊をも一度見て回る(和良)

徳島市の徳島県立近代美術館のエミール・ガレ展を見ました。　　・文化の日エミール・ガレの展示見る(和良)

エミール・ガレの有名なランプの作品には灯が点され綺麗でした。　　　　・芸術の秋かなガレの展示会(和良)

ガレのランプに灯の点り柔らかな光が会場に広がっていました。　　　・灯の点るガレのランプや秋深し(和良)

エミール・ガレの灯の点ったランプを見て秋を過ごしました。　　・秋の日をガレのランプを見て過ごす(和良)

灯の点るガレのランプを見ていますと暮の早い秋を感じました。　　　・点りゐるガレのランプや暮早し(和良)

エミール・ガレの作品には蜻蛉を繊細に描いた花瓶もありました。　　・文化の日ガレの蜻蛉の花瓶見る(和良)

エミール・ガレの花瓶はどれを見ても爽やかな感じがしました。　　・爽やかやガレの花瓶のどれ見ても(和良)

エミール・ガレの象の絵のある花瓶はことに爽やかに感じました。　　・これはまあ象の花瓶の爽やかさ(和良)

2024年10月

長い間、楽しませてくれた我が家の百日紅も散ってしまいそうです。　　・咲き続けこぼれ続けて百日紅(和良)

本当に綺麗に咲いた我が家の百日紅でした。これでお別れです。　　・百日紅これでおしまひおしまひと(和良)

藍住町を歩いていますと庭先に芙蓉の花が高々と咲いていました。　　　　　・天高し芙蓉の花も高々と(和良)

藍住町の散歩の道で見た芙蓉は白い花が青空に映えて綺麗でした。　　　　・青空に芙蓉の花の白さかな(和良)

藍住町の自宅の近くでフェンスに実るゴーヤを見つけました。　　　　・丸々とフェンスのゴーヤ実る朝(和良)

藍住町の自宅の近くで見つけたゴーヤは艶のある緑をしていました。　・艶のある緑のゴーヤなりしかな(和良)

藍住町の自宅の庭に種が飛んできたらしい朝顔が咲いていました。　　　・仰ぎ見る高さや今日の朝顔は(和良)

藍住町の自宅の庭の朝顔は上へ上へと伸びて花をつけています。　　　　・朝顔の上へ上へと伸びて咲く(和良)

板野町にある徳島あすたむらんどの橋の上から夾竹桃が見えました。　　　　　・天辺に残る夾竹桃の花(和良)

徳島あすたむらんどでは矯正展などの催しが開催されていました。　　　・秋晴の足取り軽くなりにけり(和良)

板野町にある徳島あすたむらんどには秋の花が咲いていました。　　　・鬼灯と思ふほどなる実をつけて(和良)

徳島あすたむらんどには菊のように見える花の花壇がありました。　　　・菊かもと思ふ花壇の花であり(和良)

徳島あすたむらんどでは秋空に百日紅が咲き残っていました。　　　　　　・秋空に残り咲きゐる百日紅(和良)

徳島あすたむらんどには百日紅がなおも咲き続けていました。　　　　・なほも咲き続けてをりぬ百日紅(和良)

藍住町のショッピングモールのハロウィンの飾りが増えました。　・ハロウィンの飾りが一つ増えてゐる(和良)

ハロウィンの飾りの前で記念写真を撮っている家族がありました。　・ハロウィンの飾りの前で写真撮る(和良)

高松駅の駅前広場では野外のコンサートに人が集まっていました。　　　・青空の下で野外のコンサート(和良)

高松駅の駅前のビルでは地面に絵を描いている人がいました。　　　　　　・芸術の秋や地面に絵を描き(和良)

高松駅の駅前ビルの饂飩屋では開店とともに満席になりました。　　　・食の秋かな饂飩屋の満席に(和良)

高松駅の駅前ビルの饂飩屋には旅行鞄の客が詰めかけていました。　　　　　・行楽の秋饂飩屋に旅行客(和良)

高松駅の駅前には新しい店舗も出来てとても賑やかでした。　　　　　　　・暮早し早々と灯の点る街(和良)

高松駅の駅前広場は夕涼みをする人たちが三三五五にいました。　　　　　・駅前で三三五五に夕涼み(和良)

倉敷市の倉敷美観地区へ涼風の瀬戸大橋を渡って行きました。　　　　　　・涼風の瀬戸大橋を渡り行く(和良)

瀬戸大橋には瀬戸内海からの海風が爽やかに吹いていました。　　　　・海からの風も爽やかなりしかな(和良)

倉敷市の倉敷美観地区では石垣にまだ曼珠沙華が咲いていました。　　　・咲き残りをり紅白の曼珠沙華(和良)

紅白の曼珠沙華は根にしがみつくように咲き残っていました。　　・根にしがみつくかに咲きて曼珠沙華(和良)

倉敷市の倉敷美観地区では白鳥の泳ぐ掘割の初紅葉が綺麗でした。　　　　　　・白鳥の川美しき初紅葉(和良)

倉敷美観地区の初紅葉は掘割を覆い尽くすかのようでした。　　　　　　・掘割を覆ひてをりぬ初紅葉(和良)

倉敷美観地区にある大原美術館の石垣では蔦紅葉が綺麗でした。　　　　　・石垣を覆ひ尽くして蔦紅葉(和良)

大原美術館は素晴らしいですが蔦紅葉もまた素晴らしかったです。　　　　　・蔦紅葉色鮮やかな美術館(和良)

倉敷美観地区では観光客を乗せた小舟が掘割を進んでいきました。　　　　・小舟行く風の涼しき掘割を(和良)

掘割では観光客を乗せた小舟がゆったりと進んでいきました。　　　　・水澄める川を小舟のゆつたりと(和良)

倉敷はその昔、天領であり、その歴史が刻み込まれていました。　　　　　・天領の地の紅葉の鮮やかさ(和良)

天領の倉敷代官所跡の向こうに倉敷美観地区の掘割があります。　　　　　・紅葉の向かう倉敷美観地区(和良)

倉敷美観地区の掘割の岸辺に八重咲きの木槿が花をつけていました。　　・掘割の岸辺八重咲き木槿かな(和良)

美観地区の掘割の岸辺には五弁の木槿も花をつけていました。　　　　　・掘割にこちら五弁の木槿かな(和良)

倉敷美観地区の掘割を往復する小舟は観光客を乗せて大忙しでした。　　　・客乗せて忙しきかな舟の秋(和良)

暮れが早く倉敷美観地区の掘割にも街の灯が映り始めました。　　　　　　　　・暮早き街に灯水面にも(和良)

2024年9月

神戸市の六甲高山植物園で食虫植物のウツボカズラを見ました。　　・虫を食ふウツボカズラを覗き込む(和良)

六甲高山植物園の木道を行くとニッコウキスゲに出合いました。　　・木道を行けばニッコウキスゲかな(和良)

神戸市の六甲高山植物園の木蔭にはハンモックがありました。　　・ご自由にどうぞとありしハンモック(和良)

初めてハンモックを経験しましたが降りるとき恐かったです。　・手を貸してもらって降りるハンモック(和良)

牧野富太郎が発見したキレンゲショウマの群生もありました。・こんもりとキレンゲショウマ群れ咲ける(和良)

六甲高山植物園には牧野富太郎が講演に来たこともあります。　　・犇けるほどにキレンゲショウマかな(和良)

淡路市のアクアイグニス淡路で海辺にあるプールに入りました。　　・雲の峰背ナにプールでゆっくりと(和良)

海辺にあるプールは広々としてまるで海に続いているかのようです。　・海辺なるプールは海に続くかに(和良)

明石海峡大橋の架かる明石海峡を越えてくる蜻蛉がいました。　　　　　　　・蜻蛉飛ぶ明石海峡大橋を(和良)

淡路島から帰る車窓では瀬戸内海を染めている夕焼が綺麗でした。　・瀬戸の海真っ赤に染めてゐる夕焼(和良)

今年のお盆は徳島市のシビックセンターで阿波踊を見ました。　　　　　　・指先に気品ありけり阿波踊(和良)

阿波踊の二拍子のリズムは楽しく見ている人たちものっていました。　　　・二拍子のリズムは楽し泡踊(和良)

阿波踊の男踊は天衣無縫、自由自在な踊り振りで人気があります。　　・踊るほどのって来るもの阿波踊(和良)

阿波踊は踊っているうちに誰も彼もがのって来る楽しさあります。　　・誰も彼ものって来るもの阿波踊(和良)

シビックセンターの阿波踊のフィナーレは徳島大学の連でした。　　　　・フィナーレは徳大生の阿波踊(和良)

県外からの学生が熱心に阿波踊を練習して参加したと聞きました。　　　　　・徳島は住めば都と阿波踊(和良)

我が家の百日紅がびっくりするほどたくさんの花をつけました。　　　　　・青空に凛と咲きおり百日紅(和良)

我が家の百日紅は薄紅色をしていて青空に映えて綺麗でした。　　　　　　・青空にいいよ鮮やか百日紅(和良)

我が家の百日紅は余所より遅れて咲き始めましたがとても綺麗です。　　　　・遅れ咲き紅美しき百日紅(和良)

遅れて咲き始めた我が家の百日紅ですが薄紅の花が綺麗でした。　　　　　　　・薄紅の色美しき百日紅(和良)

我が家の百日紅は台風が来るという直前に満開になりました。　　　　　　　　・台風を前に満開百日紅(和良)

満開になった我が家の百日紅にはどこからか蜜蜂が来ていました。　　　・咲き満ちて蜜蜂も来る百日紅(和良)

我が家の百日紅は台風の風に揺れましたが見事に耐え抜きました。　　　・風吹けば大きく揺れて百日紅(和良)

我が家の百日紅は台風に大きく揺れましたがこぼれませんでした。　・揺れてなほこぼれをらざり百日紅(和良)

台風の後の我が家の百日紅は雨に濡れていよいよ瑞々しかったです。　　・雨に濡れ瑞々しかり百日紅(和良)

我が家の百日紅は台風が過ぎ去っていよいよ清々しく見えました。　　　　・風雨止み清々しかり百日紅(和良)

我が家の百日紅も花がこぼれてもこぼれても咲き続けています。　　・こぼれてもこぼれても咲き百日紅(和良)

我が家の百日紅はこぼれるほどに紅を濃くして咲き続けています。　　・こぼるほど紅増しにけり百日紅(和良)

今年の中秋の名月は雲一つない空にくっきりと輝いていました。　　　　　・雲一つ無き空広し今日の月(和良)

輝く中秋の名月を眺めていますと涼しさを感じるようになりました。　　・煌煌と人の世照らす今日の月(和良)

城址公園にある徳島城博物館では秋の茶会が開かれていました。　　　・茶会へと蒸し暑き日も着物着て(和良)

徳島城博物館のお茶の会では芒がどかっと活けられていました。　　　・茶の会のどかつと芒活けられて(和良)

城址公園では初代徳島藩主の像を囲んで銀杏黄葉が始まっていました。　・像囲み銀杏黄葉の始まりぬ(和良)

城址公園では銀杏をつけ始めていましたが今年はどれも小振りでした。・今年はも銀杏どれも小振りなる(和良)

城址公園では薔薇園に秋の薔薇がまばらに花をつけていました。　　　　・花の数少なくなりぬ秋の薔薇(和良)

徳島城の城址公園の夾竹桃は高々と可憐な花をつけていました。　　　　　　　・城跡の夾竹桃の高々と(和良)

城址公園には昭和23年に建てられた子供平和記念塔があります。　　　・少年の像に秋の日やさしかり(和良)

城址公園の少年の像の下には花壇があり松葉牡丹が綺麗でした。　　　・松葉牡丹群れ咲いてゐる像の下(和良)

我が家の百日紅は雨の滴を置いていよいよ輝いて見えました。　　　　　　・雨滴置き輝きをりし百日紅(和良)

雨の後の我が家の百日紅は洗い出されたように鮮やかでした。　　　　　　・百日紅雨に洗はれ鮮やかに(和良)

藍住町のショッピングモールにハロウィンの飾り物がありました。　　・ハロウィンの南瓜早々飾られて(和良)

ショッピングモールのハロウィンの南瓜の口は大きかったです。　　・ハロウィンの南瓜の口の大きさよ(和良)

鳴門市のホテルで栗を生搾りするモンブランをいただきました。　　　・目の前で栗搾り出しモンブラン(和良)

栗を生搾りしたモンブランは栗の香りがして美味しかったです。　　　・生搾りせし栗の香のモンブラン(和良)

鳴門市のホテルではハロウィンの写真を撮る席がありました。　・ハロウィンの写真どうぞとホテルでも(和良)

鳴門市のホテルではハロウィンの南瓜がたくさん並んでいました。　・ハロウィンの南瓜に南瓜また南瓜(和良)

徳島市の明治27年創業の酒蔵の蕎麦屋で新蕎麦をいただきました。　　・新蕎麦を明治に建てし酒蔵で(和良)

古い酒蔵は綺麗な蕎麦屋に生まれ変わって人気を呼んでいました。　・昼過ぎに売れてしまひし走り蕎麦(和良)

2024年8月

恩納村のリゾートホテルのプールは子供たちに人気がありました。　　・沖縄のホテル大好きプール好き(和良)

沖縄の夏はホテルのプールでと子供たちは毎日楽しんでいました。　　　　・沖縄の夏はプールが一番と(和良)

恩納村のホテルのプールには子らの歓声が絶えませんでした。　　・子らの声今日も弾んでゐるプール(和良)

恩納村のホテルでは子供たちがプールを出ようとしませんでした。・子ら誰も出やうとしないプールかな(和良)

恩納村のシェラトン沖縄サンマリーナでジップラインをしました。・ジップライン真夏の海を下に見て(和良)

ジップラインではドローンで撮影してくれるサービスもありました。・ドローンの記録が夏の思ひ出に(和良)

白雲の浮かぶ真夏のハイウエイに沖縄ならではの実感がありました。　・白雲の浮かぶ真夏のハイウエイ(和良)

本部町の沖縄美ら海水族館の浜辺から伊江島がよく見えました。　　　　・夏雲の下に伊江島くっきりと(和良)

本部町の沖縄美ら海水族館には大勢の観光客が詰めかけていました。　　　　　・夏の旅一番人気水族館(和良)

沖縄美ら海水族館のジンベエザメは特に人気がありました。　　　　・夏の子らジンベエザメに無我夢中(和良)

今帰仁村の古宇利島大橋の海岸で蟹を探している人がいました。　　　　　・古宇利島大橋下で蟹探す(和良)

古宇利島大橋の下で16人の家族がそろって記念撮影しました。　　　　　　・夏楽し十六人の笑顔かな(和良)

ハートの形に見える岩がある今帰仁村のティーヌ浜に遊びました。　　　・辿り来しハートの岩の海涼し(和良)

ハートの形をした岩があるティーヌ浜は人気を呼んでいました。　　　　・蟹探すハートの岩の海岸で(和良)

沖縄に別れを告げて那覇空港から高松空港への便を待ちました。　　　　　・夏の旅那覇空港に別れ告げ(和良)

高松への便を待つ那覇空港では入道雲が巻き上がっていました。　　　　・また来ると入道雲に誓ひもし(和良)

那覇空港のロビーに七夕飾りがあり願いを書く短冊もありました。　　　・七夕の笹にまた来る願ひ込め(和良)

那覇空港の七夕の短冊に沖縄にまた来たいと願いを書きました。　　　　　・また来ると七夕飾る短冊に(和良)

松山市の愛媛県美術館で世界遺産大シルクロード展を見てきました。　　・炎天を来て大シルクロード展(和良)

シルクロード展の会場は冷房が効いていて快適に鑑賞できました。　　・冷房のよく効く部屋で秘宝見る(和良)

大シルクロード展には国宝に相当する一級文物44点が展示されました。　・一級の文物にある涼しさよ(和良)

大シルクロード展にはシルクロードの名宝200点も展示されました。　　・初秋のシルクロードの秘宝展(和良)

大シルクロード展には一級文物である金杯が展示されていました。　　・爽やかな金の秘宝でありにけり(和良)

大シルクロード展には妙法蓮華経の断簡が多数展示されていました。　　・法華経の秘宝に暑さ忘れをり(和良)

国指定重要文化財の道後温泉本館は修復を終えて再開されました。　　　　　・修復の済みし本館夏簾(和良)

5年間の修復工事を終えて再開された道後温泉本館は美しかったです。　　　・浴衣着て道後温泉本館へ(和良)

道後温泉の商店街では蛇口から蜜柑のジュースが出てきました。　　・蛇口から蜜柑のジュース出る道後(和良)

道後の商店街には坊っちゃんカラクリ時計があり人気がありました。　　・浴衣着て草履で巡る出湯の町(和良)

5年間の修復工事を終えた道後温泉本館に家族揃って行きました。　　　　・湯籠提げ浴衣で道後本館へ(和良)

本館では入浴後、湯上りの浴衣でお茶とお菓子をいただきました。　　・湯上りの浴衣で憩ふ道後の湯(和良)

神の湯二階には修復を終えたお祝いの胡蝶蘭が飾られていました。　　　　・胡蝶蘭並ぶ湯殿の大広間(和良)

道後温泉では湯上りの浴衣姿で人力車を楽しむこともできました。　　　　・湯上りの浴衣姿で人力車(和良)

今治市のタオル美術館の庭園にはレストラン・王府井もありました。　　　・王府井夏限定のメニューも(和良)

今治のタオル美術館の広い庭園には噴水もミストもありました。　　　　・噴水もミストもありし美術館(和良)

2024年7月

鳴門市のお寿司屋さんの駐車場にアガパンサスが咲いていました。　　　　・紫のアガパンサスは夏の花(和良)

アガパンサスは夏の強い太陽にもたじろがず咲いていました。　　　　・暑さにも強きアガパンサスの花(和良)

鳴門市のお寿司屋さんのお店の前に半夏生草が咲いていました。　　　　・鮮やかな白でありけり半夏生(和良)

半夏生草をじっくりと眺めてからお寿司屋さんに入りました。　　　　・半夏生見てより入るお寿司屋に(和良)

鳴門市のお寿司屋さんのお店の前に額紫陽花も咲いていました。　　　　・明日からは雨の予報よ額の花(和良)

額紫陽花は雨が欲しい雨が欲しいと言っているように見えました。　　　・雨欲しい雨が欲しいと額の花(和良)

いつも通院している歯医者さんの駐車場に捩り花が咲いていました。　　・これはまあこんな所に捩り花(和良)

捩り花を見るとその捩れようを見ようと近づいてみたくなります。　　・近づいて見たくなるもの捩り花(和良)

俳句結社・祖谷の皆さんと新町川・吉野川クルーズを楽しみました。　　・雨上がり潮好しと聞く遊船に(和良)

この日の遊船はいつもの逆コースで新町川を下って行きました。　　　　　　・逆コースなるは新鮮船遊(和良)

今回の新町川・吉野川クルーズは初めて沖洲川にも出ました。　　　　　　・初めての川にも出でて船遊(和良)

遊船はこの先の樋門をくぐり抜けて吉野川に出ていきました。　　　　　　　・遊船の樋門を潜り大川へ(和良)

遊船は澪標を見ながら吉野川に架かるしらさぎ大橋に出ました。　　　　　・遊船の澪標見てゆっくりと(和良)

川幅が広く大きい吉野川に出ると私達の遊船は小さく見えました。　　　　・遊船の小船となりぬ吉野川(和良)

吉野川の中州に鯵刺のコロニーがあり飛んでいる姿も見ました。　　　　・鯵刺の群れにも出合ふ吉野川(和良)

吉野川では目の前を飛ぶ鯵刺の獲物を探す鋭い目にも合いました。　　　・鯵刺の獲物を探す目にも合ひ(和良)

私達の遊船は吉野川大橋の旧橋と新橋の間を横切って行きました。　　　　・橋の間に眉山も眺め船遊(和良)

吉野川を行く遊船から眉山が見えると何かしらほっとしました。　　　・遊船に眉山の見えてほっとする(和良)

吉野川から眉山が大きく見えて来て新町川に入っていきます。　　　　　　・遊船の眉山の下に帰りけり(和良)

吉野川から帰った遊船は新町川に入って速度を落としました。　　　　　　・川の名のまたまた変る船遊(和良)

遊船が町の中の新町川を行くと岸辺から手を振ってくれました。　　　・遊船に街の皆んなが手を振って(和良)

新町川の遊船の乗り場の周辺には賑やかな市が立っていました。　　　　・遊船の乗り場の辺り市の立ち(和良)

家族16人で沖縄旅行しました。那覇空港の胡蝶蘭は綺麗でした。　　　　・十六人家族揃って夏の那覇(和良)

那覇空港を出ると沖縄らしい真夏の青空が清々しかったです。　　　　　・炎天の空の青さよここは那覇(和良)

那覇市の国際通りの公園にゴールデンシャワーが咲いていました。・ゴールデンシャワーなる花垂れ咲く(和良)

タイの国花であるゴールデンシャワーが木蔭を作っていました。・ゴールデンシャワーはタイの国花とか(和良)

那覇でマンゴーを送ってくれる石川フミ子さんとお会いました。・お洒落かな手縫ひブラウス涼しさう(和良)

石川フミ子さんは卒寿を越えられましたがとてもお元気でした。　・卒寿過ぎてもサングラスよく似合ふ(和良)

那覇市の国際通りにはアリアケカズラの黄色い花が咲いていました。　・街路にもアリアケカズラ美しく(和良)

那覇市の国際通りではベンチでソフトクリームをいただきました。　・街頭でソフトクリームよく似合ふ(和良)

那覇市から恩納村への道で緑の中に走るモノレールを見ました。　　　　・緑濃き街の真ん中モノレール(和良)

北谷町美浜にあるアメリカンビレッジを散策しました。　　　・夏の夜のリゾートタウン煌煌と(和良)

美浜アメリカンビレッジでは海岸へ椰子の並木がありました。　　　　　・椰子茂る道行き夏の夕日見る(和良)

美浜アメリカンビレッジで海に落ちようとする夏の夕日を見ました。　　　・沖縄の海に真夏の夕日かな(和良)

美浜アメリカンビレッジで真夏の夕日が落ちる瞬間を見ました。　　　　・金色に染めて真夏の夕日落つ(和良)

美浜アメリカンビレッジで見た落日は海を金色に染めていました。　　　　・金色の海に真夏の夕日落つ(和良)

美浜アメリカンビレッジの夜景は南国のハワイのように思えました。　・ハワイかと思ふ街にて夏の夜を(和良)

美浜アメリカンビレッジでは夕方になると椰子に灯が点されました。　　・夏の夜の浜辺椰子にも点灯し(和良)

美浜アメリカンビレッジの夜は昼のような明るさでした。　　　　　　・夏の夜の昼のやうなる街歩く(和良)

美浜アメリカンビレッジでゆっくりと夏の夜を過ごしました。　　・夏の夜を美浜アメリカンビレッジで(和良)

2024年6月

東京のホテルニューオータニ・ガーデンタワーからの眺望です。　　　　　　・東京は緑緑の都かな(和良)

東京のホテルニューオータニ・ガーデンタワーからの夜景です。　　　　　　・夏の闇にも眠らない都心(和良)

東京のホテルニューオータニ・ガーデンタワーからの富士です。　　　・雪の富士見えるよ初夏の東京に(和良)

東京のホテルニューオータニ・ガーデンタワーで見た富士です。　・都心からはっきり初夏の富士も見て(和良)

東京のホテルニューオータニの庭園には大きな滝もありました。　　　　・涼風に誘はれ滝に立ち寄りぬ(和良)

東京のホテルニューオータニの庭園の滝で夕涼みをしました。　　　　・涼しかりホテルの庭の滝なれど(和良)

東京のホテルニューオータニの庭園には大きな楓もありました。　　　・見上げれば目にもやさしく若楓(和良)

ホテルニューオータニの石庭には五月躑躅の垣根がありました。　　　　　　・石庭の五月躑躅の美しさ(和良)

東京のホテルニューオータニには鯉の泳ぐ大きな池もありました。　　　・鯉の池には睡蓮の三つ四つ(和良)

ホテルニューオータニの鯉の池には茅花が残り咲いていました。　　　　・鯉泳ぐ岸辺茅花の残り咲き(和良)

ホテルニューオータニの庭園には五月躑躅の垣根がありました。　　　　・犇ける五月躑躅の真っ赤っ赤(和良)

ホテルニューオータニの五月躑躅は遠目にも明るかったです。　　　　　・遠目にも五月躑躅の明るさよ(和良)

五月に藍住町の藍住東小学校でも運動会が開かれました。　　　　　　　・昼までに終る五月の運動会(和良)

元気に走る子供たちの歓声が運動場に響き渡っていました。　　　　　・走っても疲れない子ら運動会(和良)

我が家の庭では仙人掌が今年もたくさんの花をつけました。　　　　　・太陽にたじろがぬ花仙人掌は(和良)

仙人掌の花は太陽に向かって勢いよく咲き切っていました。　　　　　　　・仙人掌の花は太陽正面に(和良)

我が家の庭の仙人掌は放ったらかしですが毎年花をつけます。　　・放ったらかしがいいのよ仙人掌は(和良)

放ったらかしの我が家の仙人掌が綺麗に咲き満ちています。　　　・放ったらかしの仙人掌咲き満ちて(和良)

俳句結社・祖谷の吟行では眉山山頂でほととぎすを聞きました。　　・遠峰を眺めてゐればほととぎす(和良)

モラエス像がある広場で木にぶら下がっている毛虫を見ました。　　　　・風に舞ふ毛虫の糸の強さかな(和良)

我が家の庭の額紫陽花は雨が降っていよいよ勢よくなりました。　　　　・雨の日の額紫陽花の白さかな(和良)

待ちかねた雨に元気を取り戻した我が家の額紫陽花でした。　　　　　　・雨の日の額紫陽花の凛として(和良)

我が家の小さな庭に酢漿草の花が犇きあって咲いていました。　　　　　　・酢漿草の花犇きて咲く狭庭(和良)

我が家の庭の酢漿草の花は日の蔭に入ると一段と綺麗でした。　　　　　　・日の蔭の酢漿草の花美しき(和良)

鮎漁が解禁になりましたので早速、馴染の店でいただきました。　　　・解禁の鮎をぜひとも食べたくて(和良)

香魚と言われますが新鮮な鮎の香りは本当に品がよいものです。　　　・品の良き鮎の香りでありにけり(和良)

馴染の店でこの時季ならではの鮎の背ごしもいただきました。　　・待ちかねし鮎の背ごしもいただきて(和良)

馴染の店でいただいた子鮎の天婦羅もとても美味しかったです。　　　　・頭ごといただき鮎の天婦羅は(和良)

羽田空港から徳島空港への飛行機の窓から横浜港が見えました。　　　　・梅雨晴の空より港よく見えて(和良)

飛行機の窓からは江ノ島もよく見え、海は鏡のようでした。　　　　　・梅雨晴の空より見えて江ノ島も(和良)

羽田空港から徳島空港への飛行機の窓から富士も見えました。　　　　・六月の富士黒々とありにけり(和良)

飛行機の窓から見えた富士山には雪が少し残っていました。　　　・残雪のわずかばかりの富士も見え(和良)

羽田から徳島への飛行機の窓から知多半島もよく見えました。　　　・梅雨晴れて知多半島もくっきりと(和良)

飛行機の窓からセントレア(中部国際空港)もよく見えました。　　・梅雨晴れてあれは確かにセントレア(和良)

徳島市のパン屋さんでは鉢植の葡萄が実をつけていました。　　　　　　・鉢植の葡萄の早も実をつけて(和良)

鉢植の葡萄の葉っぱはとても大きく太陽の光を受けていました。　　　　・鉢植の葡萄の葉っぱ大きかり(和良)

藍住町のショッピングモールでは七夕の笹が飾られていました。　　　　・七夕の笹に戦争やめましょう(和良)

七夕の笹には願い事の書かれた短冊がたくさん吊るされていました。　　・七夕の笹に平和の来ることを(和良)

2024年5月

北島町のチューリップ園にはたくさんの人々が来ていました。　　　・どっと来る日曜のチューリップ園(和良)

チューリップ園には家族連れで来ている人が多かったです。　　　　・チューリップ園には家族皆で来る(和良)

北島町のチューリップ園には水車小屋風の建物もありました。　　・チューリップ園の水車は喫茶店(和良)

チューリップ園には元気に駆け回る子がたくさんいました。　・見るよりも駆け回る子らチューリップ(和良)

北島町のチューリップ園にはいろいろな種類がありました。　　　　・とりどりの色美しきチューリップ(和良)

チューリップ園には子供たちの歓声がこだましていました。　　　　・チューリップ園に歓声こだまして(和良)

阿波市土成町の神宮寺の牡丹は今年も綺麗に咲いていました。　　　　・けがれ無き色でありけり白牡丹(和良)

神宮寺では境内に赤い牡丹が色鮮やかに咲き誇っていました。　　　　・懸命に生きて真っ赤や赤牡丹(和良)

阿波市土成町の神宮寺の白牡丹は遠くからも輝いて見えました。　　　　　・遠目にも薄く紅差し白牡丹(和良)

牡丹で有名な神宮寺は元総理大臣・三木武夫さんの菩提寺です。　　　・紅差していよいよ美しき白牡丹(和良)

神宮寺の赤牡丹は日当たりにあっても凛と咲いていました。　　　　　・日当たりにありても凛と赤牡丹(和良)

神宮寺の門前に赤い牡丹の一株があり私たちを見送ってくれました。　　　・門前にありし一株赤牡丹(和良)

上勝町の正木ダムの下の畑にチューリップ園がありました。　　・チューリップ育てることが生き甲斐と(和良)

正木ダムの下にある生家をお花畑にと頑張る人がいました。　　・チューリップ咲かせ生家に戻り住む(和良)

上勝町の正木ダムの下の旧家では石垣に芝桜を咲かせていました。　　　　　・石垣に犇き咲きて芝桜(和良)

正木ダムの下にある旧家の庭の芝桜は犇き咲いて綺麗でした。　　　　　　　・犇きて咲く美しさ芝桜(和良)

上勝町の正木ダムの下の旧家では庭に山吹も咲かせていました。　　　　・山吹の桜ひとひら乗せて咲き(和良)

正木ダムの下にある旧家の庭には石楠花も綺麗に咲かせていました。　　・石楠花も咲かせ八十五歳とか(和良)

月ヶ谷温泉の著莪の咲く道を降りると河鹿の声が聞こえてきました。　・河鹿鳴く声のだんだん近づきぬ(和良)

上勝町の月ヶ谷温泉の下を流れる勝浦川上流で河鹿を聞きました。　　　・独唱の河鹿の声の乗って来る(和良)

香川県琴平町の金丸座でこんぴら歌舞伎大芝居を見てきました。　　　　・鼠木戸より薫風と共に入る(和良)

こんぴら歌舞伎大芝居は6年ぶりの開催であり大勢来ていました。　　　・木戸開けて薫風入れて金丸座(和良)

こんぴら歌舞伎大芝居がはねて外に出ると初夏の現世でした。　　　　・芝居はね初夏の眩しき現世に(和良)

こんぴら歌舞伎大芝居を語りながら幟が立つ道を帰りました。　　　・歌舞伎見る課外授業や子らの初夏(和良)

こんぴら歌舞伎大芝居の余韻のままに参道を散策しました。　　　　　　・宙乗りの雀右衛門も見柏餅(和良)

参道にはこんぴら歌舞伎大芝居のポスターが張り出されていました。　　・空へ舞ふ天女鮮やか風光る(和良)

石井町の地福寺で開かれていた藤まつりを見に行ってきました。　　　・藤の花二百歳なる枝垂れやう(和良)

地福寺の藤色をした藤の花は樹齢二百歳と伝えられています。　　　　・二百歳なる藤の根の無骨さよ(和良)

石井町の地福寺には樹齢百歳の白藤もあり元気に咲いていました。　　　　・百歳の白藤もまた勢よし(和良)

地福寺では樹齢二百歳の紫色の藤も樹齢百歳の白藤も満開でした。　　　　　　・紫も白も満開藤の花(和良)

石井町の童学寺では大きな藤が甘い香りを放っていました。　　　　　・門入れば藤の香りの中にゐる(和良)

童学寺では藤の甘い香りにたくさんの蜂が群がっていました。　　　　・藤の香の甘さに蜂の群がれる(和良)

石井町の童学寺では大きな藤にたくさんの蜂が来ていました。　　　・藤を見る蜂に刺されぬやうにして(和良)

童学寺では甘い香りをたっぷりと吸って藤を楽しみました。　　　　・甘き香をたっぷり吸って藤を見る(和良)

小松島市立江町の手入れされた竹林で筍狩りを楽しみました。　　　　　・筍の竹となりゆく速さかな(和良)

立江町の竹林では筍がいたるところに顔を出していました。　　　　　・筍のめったやたらに顔を出し(和良)

阿南市羽ノ浦町の友人の畑では春菊に花が咲いていました。　　　　　　・春菊に綺麗な花が咲いてをり(和良)

春菊に咲いた花には春菊独特の強い香りは感じませんでした。　　　　　・春菊の花には香りなかりけり(和良)

阿南市羽ノ浦町の友人の畑では大葉の苗ができていました。　　　　　　・犇ける大葉の苗の小ささよ(和良)

大葉の苗はこんもりと育って大葉の形となっていました。　　　　・こんもりと育ち大葉となってをり(和良)

羽ノ浦町の友人の畑ではピーマンの苗が植えられていました。　　　　・ピーマンの苗に綺麗な写真添へ(和良)

畑では野菜にも初夏の太陽がさんさんと降り注いでいました。　　　　・野菜にも初夏の太陽たっぷりと(和良)

羽ノ浦町では人の住まない家の庭で見た柿若葉が綺麗でした。　　　　　・人住まぬ家に鮮やか柿若葉(和良)

初夏の光りを受けた柿若葉は鮮やかで生き生きとしていました。　　　・鮮やかに生きてゆきたし柿若葉(和良)

松山市の道後温泉に宿泊、春宵の町をそぞろ歩いてきました。　　　　　・春宵の道後の町をそぞろ来て(和良)

温泉の宿浴衣で馴染の店の宇和島の鯛めしをいただきました。　　　　　・宇和島の鯛めしに来る宿浴衣(和良)

しまなみ海道の生口島にある平山郁夫美術館に立ち寄りました。　　　　　　・風薫る平山郁夫美術館(和良)

平山郁夫美術館は出生地である広島県尾道市瀬戸田町にあります。　　　　・門入れば緑の美しき美術館(和良)

平山郁夫美術館では清楚な庭に卯木の花が咲いていました。　　　　　・清楚なる庭に卯木の群れ咲いて(和良)

平山郁夫美術館の卯木の花は庭の新緑に映えて綺麗でした。　　　　　　　・新緑の庭に卯木の白い花(和良)

平山郁夫美術館では清楚な道に紫蘭の花が咲いていました。　　　　　・紫蘭咲く道より美術館に入る(和良)

平山郁夫美術館では館内からも美しい石庭が眺められました。　　　・部屋の中からも五月の庭を見る(和良)

平山郁夫美術館ではシルクロードの旅などの映像が鑑賞できました。　　・冷房の部屋で名画の旅も見て(和良)

平山郁夫美術館ではシルクロードの名画も鑑賞できました。　　　　　　・春の月かもと名画を眺めもし(和良)

広島県尾道市では尾道ラーメンをいただき港に立ち寄りました。　　　・初夏の旅尾道ラーメン旨かった(和良)

広島県尾道市の尾道港では初夏らしい風が心地よかったです。　　　　　　・尾道の港にそよぐ風は初夏(和良)

2024年4月

徳島市中央公園の助任川南岸では蜂須賀桜が川面に写っていました。　・遠目にも見ゆる川面の花明かり(和良)

徳島市中央公園の助任川南岸の蜂須賀桜は散り始めていました。　　　　・一と月も早く散りゆくこの桜(和良)

助任川南岸の蜂須賀桜は川面にも綺麗な桜並木を写していました。　　　　・川面にも桜並木の美しく(和良)

散り始めた徳島市助任川南岸の蜂須賀桜は花も葉も赤かったです。　　　　・花も葉も赤き蜂須賀桜かな(和良)

助任川南岸の蜂須賀桜は地面に花びらを敷き詰めて散っていました。　　・敷き詰めし上に一片また落花(和良)

徳島市助任川南岸の蜂須賀桜は一片づつゆっくりと散っていました。　・散り急ぐ花はなけれどまた一花(和良)

藍住町の自宅の前のお家では庭に綺麗な黄水仙を咲かせていました。　　・黄水仙咲いて明るき庭となり(和良)

ロンドンに旅した折、古城の庭に咲いていた黄水仙を思い出しました。　・ロンドンの城の庭ふと黄水仙(和良)

藍住町の歯科医院の庭にマーガレットが咲いていました。　・マーガレット咲かせデンタルクリニック(和良)

マーガレットが大好きだった人を思い出しました。　　　・マーガレット大好きだった人をふと(和良)

藍住町の歯科医院の庭にネモフィラが咲き競っていました。　　　　・ネモフィラにまぶしき春の光かな(和良)

ネモヒラにひたちなか公園のネモフィラを思い出しました。　　・ネモフィラにひたちなか公園をふと(和良)

神山町にある明王寺の樹齢百年の枝垂れ桜を見に行ってきました。　　　　・百歳の枝垂れ桜の威容かな(和良)

明王寺の樹齢百年の枝垂れ桜をたくさんの人が見に来ていました。　　　　・百歳の枝垂れ桜を仰ぎ見る(和良)

神山町にある明王寺の枝垂れ桜には臨時の駐車場も出来ていました。　　　　・百歳の桜に臨時駐車場(和良)

明王寺の樹齢百年の枝垂れ桜の枝垂れようには見惚れました。　　　　　・百歳の枝垂れ桜の枝垂れやう(和良)

神山町にある明王寺の枝垂れ桜には道に屋台が出来ていました。　　　　　・百歳の桜に屋台まで出来て(和良)

明王寺の樹齢百年の枝垂れ桜には訪ねる人が絶えませんでした。　　　　・百歳の枝垂れ桜を見んと来て(和良)

神山町にある明王寺の枝垂れ桜越しに遠くの山の山桜も見えました。　・枝垂れ桜越しに山桜も見え(和良)

明王寺の樹齢百年の枝垂れ桜は少しづつ散り始めていました。　　　　・境内を敷き詰め枝垂れ桜散る(和良)

明王寺の枝垂れ桜越しに見た遠くの山桜はほんのりと赤かったです。　　　・遠目にもほんのり赤き山桜(和良)

明王寺の樹齢百年の枝垂れ桜には見に来る人が絶えませんでした。　　　　・百歳の桜に人の集まれる(和良)

美馬市脇町のデ・レイケ公園ではチューリップが綺麗でした。　　　　・原色といふ美しさチューリップ(和良)

デ・レイケ公園公園ではチューリップとともに桜も鑑賞できました。　・チューリップ眺め桜も仰ぎ見て(和良)

デ・レイケ公園ではチューリップが整列して植えられていました。　　・整列もまた美しきチューリップ(和良)

デ・レイケ公園ではチューリップ園に水車の建物もありました。　　　・チューリップ園に水車の建物も(和良)

美馬市脇町のデ・レイケ公園では染井吉野も咲き始めていました。　　・咲き初めし染井吉野のほの赤く(和良)

チューリップ園では子らが駆け回っていました。　・もう走り出してゐる子らチューリップ(和良)

美馬市脇町の河野メリクロンに赤い花と白い桜が咲いていました。　　　　・赤い花白い桜と咲き満ちて(和良)

河野メリクロンの白い桜は牡丹桜で枝垂れ咲いていました。　　　　　・枝垂れ咲く牡丹桜でありにけり(和良)

美馬市脇町の河野メリクロンで室咲きの胡蝶蘭を見てきました。　　　　　・室咲きの胡蝶蘭かな一列に(和良)

河野メリクロンでは珍しい青色の胡蝶蘭を展示してありました。　　　　　・室咲きの青美しき胡蝶蘭(和良)

吉野川市の向麻山公園では枝垂れ桜が咲き競っていました。　　　　　・遠目にも咲き満ちてをり花の山(和良)

向麻山公園では枝垂れ桜越しに阿讃山脈も遠望されました。　　　　　・枝垂れ桜越しに阿讃の峰も見て(和良)

吉野川市の向麻山公園には満開の桜をくぐり抜けてきました。　　　　・満開の花のトンネルくぐり行く(和良)

向麻山公園の枝垂れ桜を今年も見に来ることができました。　　　　　・この山の枝垂れ桜を今年また(和良)

吉野川市の向麻山公園には人の通行を整理する人も出ていました。　　　　・下山する人が優先花の山(和良)

向麻山公園の枝垂れ桜は大振りで圧倒する迫力がありました。　　　・枝垂れ桜とはこんなにも大振りな(和良)

吉野川市の向麻山公園の枝垂れ桜は少しづつ散り始めていました。　　　・散り敷ける上に一片また落花(和良)

向麻山公園の枝垂れ桜は大振りで身に纏って遊ぶ子もいました。　　　　・子ら遊ぶ枝垂れ桜を身に纏ひ(和良)

向麻山公園の枝垂れ桜が咲く広場は子供の遊び場になっていました。　　　・満開の桜広場を走る子ら(和良)

向麻山公園の枝垂れ桜は満開で花見の人がたくさんいました。　　　　・お花見をするのは大人子は走る(和良)

向麻山公園の枝垂れ桜が散る地面には蒲公英が咲いていました。　　　　　・桜散る大地に早も蒲公英が(和良)

向麻山公園の枝垂れ桜はゆっくりと散り始めていました。　　　　　・散り急ぐ花はなけれどまた落花(和良)

向麻山公園の枝垂れ桜は目の前で次から次に散っていきました。　　　　・散る桜残る桜もやがて散る(和良)

枝垂れ桜は次々に散ってまた土に帰っていくのでしょうか。　　　　　　・桜散る大地の土に帰りゆく(和良)

鳴門市にある観音寺の牡丹祭りで様々な牡丹を見てきました。　　　　・午後となり少し萎れてゐる牡丹(和良)

観音寺の牡丹祭りには大勢の人が牡丹を見に来ていました。　　　　・日を浴びて牡丹いよいよ艶やかに(和良)

鳴門市にある観音寺の牡丹は犇くように咲き競っていました。　　　　・犇きて咲ける牡丹もありにけり(和良)

咲き揃って観音寺は文字通り牡丹の寺となっていました。　　　　　・咲き揃ひ牡丹の寺となりにけり(和良)

鳴門市にある観音寺の牡丹祭りでは鉢植えも展示していました。　　　　・鉢植の牡丹の紅の艶やかさ(和良)

観音寺の牡丹祭りでは鉢植えの牡丹にも人気がありました。　　　　　　・鉢植の白い牡丹に見惚れゐる(和良)

鳴門市のホテル・モアナコーストの庭に染井吉野が満開でした。　　・咲き満てる染井吉野の白さかな(和良)

モアナコーストの庭の染井吉野は青空に向かって咲いていました。　　　・青空に染井吉野の白眩し(和良)

2024年3月

藍住町の自宅の近くに今年もおきざり草が咲いていました。　　　・春を呼ぶおきざり草のまぶしさよ(和良)

手入れされた庭に咲いたおきざり草は春を告げるようでした。　・おきざり草春はそこまで来てをりぬ(和良)

徳島市の助任川南岸で蜂須賀桜のお花見会が開かれました。　　　　・これはまあ雪の花見となりにけり(和良)

お花見会は蜂須賀桜と武家屋敷の会の主催で二日間行われました。　・コーヒーをいただきながら桜見る(和良)

徳島市の助任川南岸の蜂須賀桜は青空に輝いて見えました。　　　　　　　・青空に紅美しき桜かな(和良)

助任川の南岸では満開の蜂須賀桜の下で催しを楽しんでいました。　　　・一と月も早く満開なる桜(和良)

徳島市の助任川南岸の蜂須賀桜はお花見の名所になりました。　　　・お花見のできる日本のありがたく(和良)

早咲きの蜂須賀桜の下でお花見を楽しむ人がたくさんいました。　　　　　・戦争の無き世を願ひ見る桜(和良)

徳島市の武家屋敷・原田家住宅の蜂須賀桜の母樹も満開でした。　　　　・蜂須賀の殿の愛でたる桜見る(和良)

原田家住宅の桜は蜂須賀の殿様から授かったと伝えられています。　　　・蜂須賀の世より伝へし桜見る(和良)

原田家住宅の蜂須賀桜は戦災にも耐えて生き延びてきました。　　　　　・戦災を耐えし蜂須賀桜見る(和良)

原田家住宅の蜂須賀桜の近くには焼夷弾が落ちたそうです。　　　　　・焼夷弾落ちても桜生き延びて(和良)

徳島市の武家屋敷・原田家住宅では玄関に椿が生けられていました。　　　・玄関に椿一輪生けられて(和良)

原田家住宅の庭園では大きな岩にミモザが生けられていました。　　　　　・庭園の岩にはミモザ美しく(和良)

武家屋敷・原田家住宅では廊下にも寒椿が生けられていました。　　　　　・廊下には安達流なる寒椿(和良)

武家屋敷・原田家住宅の居間からも蜂須賀桜が見えました。　　　　　　・武家屋敷よりも蜂須賀桜見て(和良)

徳島市の助任川南岸の蜂須賀桜は観光船からもよく見えました。　　　　　・観光船よりも蜂須賀桜見て(和良)

蜂須賀桜のお花見会場には今年から投句箱が設えられていました。　　　・お花見の一句を投句箱に入れ(和良)

助任川南岸の蜂須賀桜に阿波踊りしながら見に来る人もいました。　　　・阿波踊しつつ花見に来る人も(和良)

一と月も早くできる蜂須賀桜のお花見を皆で楽しんでいました。　　　・一と月も早く花見のできる阿波(和良)

エチオピアにも蜂須賀桜が植えられており大使がお花見に来ました。　・エチオピア大使も来られ見る桜(和良)

蜂須賀桜は阿波藩の殿さまが大事に育ててきた歴史があります。　　　　・阿波藩の世より伝へし桜見る(和良)

勝浦町で三万体の雛人形が飾られたビッグひな祭りが開催されました。　・今年また三万体の雛飾る(和良)

勝浦町のビッグひな祭りは好評で会期中に三万人の見学者があります。　・雛を見に三万人が来ると云ふ(和良)

勝浦町のビッグひな祭りでは婚活のイベントなどもありました。　　　　　・婚活のイベントもあり雛祭(和良)

ビッグひな祭りではいろいろな時代の雛人形が展示されていました。　　・雛の顔時代時代でありにけり(和良)

勝浦町のビッグひな祭りでは全国から送られてきた雛が飾られています。　・飾られし雛それぞれに物語(和良)

ビッグひな祭りではたくさんの雛のなかに泣きっ面の雛もありました。・その中に泣きべそのをり仕丁雛(和良)

勝浦町のビッグひな祭りでは外国の人形も飾られていました。　　　　　・雛飾りには外つ国の人形も(和良)

ビッグひな祭りでは勝浦町の地元の小学生が飾ったものもありました。　・雛飾りせしは小学三年生(和良)

徳島城址のある徳島市中央公園では白木蓮が咲き満ちていました。　　・遠目にもはくれんの白際立ちて(和良)

徳島市中央公園の白木蓮は白い花を上向きにして咲いていました。　　・上向きに咲きはくれんの白い花(和良)

徳島城址のある徳島市中央公園で水際に茂る芹を見つけました。　　　　・清らかな水の岸辺に芹茂る(和良)

徳島市中央公園では水辺にこんもりと芹の茂る所がありました。　　・こんもりと芹の犇めくひとところ(和良)

徳島城址のある徳島市中央公園の緑の中で著莪の花を見つけました。　　　・城山の緑に紛れ著莪の花(和良)

徳島市中央公園の薔薇園では薔薇の芽が繁縷に埋まりそうでした。　・薔薇の芽を覆ひさうなる繁縷かな(和良)

2024年2月

阿波史跡公園の臘梅は青空に金を鏤めるように咲いていました。　　　　・青空に臘梅金を散らし咲く(和良)

阿波史跡公園の臘梅は青空や冬紅葉と色を競っているようでした。　　　　・青空と臘梅の黄と冬紅葉(和良)

阿波史跡公園の史跡の周辺には林があり山茶花が咲いていました。　　　　・縄文の里の山茶花瑞々し(和良)

阿波史跡公園の周りには古墳があり散策する人もありました。　　　　・史跡見て山茶花も見て古墳へと(和良)

寒風に干していた我が家の第二陣の吊るし柿が仕上がりました。　　　・寒風の仕上げてくれし吊し柿(和良)

我が家の第二陣の吊るし柿は大和柿でとても甘く仕上がりました。　　・やはらかく甘く仕上がり吊し柿(和良)

徳島市の万福寺の境内には梅の木があり咲き始めていました。　　　　・青空へぽつりぽつりと梅咲きぬ(和良)

万福寺の梅の木は大きく青空に向かって白い花を咲かせていました。　　・青空へ咲き初む梅の白さかな(和良)

徳島市のアミコプラザでは雛人形が吊し雛とともに飾られています。　　　・雛段の雛を飾りて吊し雛(和良)

アミコプラザの雛段は見上げるほど高く雛人形が飾られています。　　　　・高々と雛段の雛飾られて(和良)

吊るされた雛飾りには様々な願いが込められているように見えました。　　・様々な願ひ込められ吊し雛(和良)

吊るされた雛飾りには手作りならではの温かみが感じられました。　　　・手作りの情のありけり吊し雛(和良)

岩田公次主宰の句碑がある阿南市の牛岐城公園を吟行しました。　　　・黄花亜麻大事に育て句碑の春(和良)

牛岐城公園で行われた祖谷の吟行には大勢が参加しました。　　　　　・黄花亜麻句碑を囲みて咲き競ふ(和良)

岩田公次主宰の句碑の近くには菰に隠れた寒牡丹がありました。　　　　・日の差せど菰に隠れて寒牡丹(和良)

菰を着た寒牡丹はまだ蕾が固く隠れん坊しているようでした。　　　　・隠れん坊してゐるやうな寒牡丹(和良)

岩田公次主宰の句碑の近くには紅白の万両が咲いていました。　　　　　・紅白の万両句碑を守るかに(和良)

句碑の近くの万両の赤に見惚れて多くの人が足を止めていました。　　・万両の赤に見惚れて足止まる(和良)

岩田公次主宰の句碑の近くに白梅、紅梅、濃紅梅が咲いていました。　　・句碑の辺に白梅紅梅濃紅梅(和良)

句碑の世話をされている方が紅梅は枝も芯まで赤いと教えてくれました。・紅梅は枝も芯まで赤かりし(和良)

岩田公次主宰の句碑から少し離れたところに椿が咲いていました。　　　・句碑よりも少し離れて椿咲く(和良)

時雨にすっぽりと濡れた椿の花は一段と生き生きして見えました。　　　・雨に濡れ椿の花に勢あり(和良)

岩田公次主宰の句碑を取り囲むかのように福寿草が咲いていました。　　　・句碑囲み幸せ招く福寿草(和良)

福寿草には幸せを招く花言葉があり、日を浴びると開き始めました。　・日を浴びて開き始めし福寿草(和良)

2024年1月

藍住町のショッピングモールには辰年の辰が飾られていました。　　　　・辰年に願ひを託し年迎ふ(和良)

辰年の辰が飾られたショッピングモールで世界の平和を願いました。　　・戦争の無き世を願ひ年迎ふ(和良)

寒風が吹くと柿を吊したくなり、今度は大和柿を吊しました。　　　　　・寒風に柿吊したくなりにけり(和良)

この冬二度目となる吊し柿は愛宕柿ではなく大和柿としました。　　　　・寒風に二度目の柿を吊しけり(和良)

門松の正月飾りが美しい鳴門市の菓子屋さんで買初しました。　　　　・門松の立てる鳴門の菓子屋へと(和良)

門松の立つ菓子の老舗では買初の人で賑わっていました。　　　　　・買初のひっきりなしに来る老舗(和良)

正月の道後温泉は買初の人たちでとても賑わっていました。　　　　　　・正月の道後温泉賑はひて(和良)

人で賑わう道後温泉の街を人にぶつからぬよう散策しました。　　　　・初売の街ぶつからぬやう歩く(和良)

愛媛県内子町では大正5年に建てられた内子座を見学しました。　　　　・初旅は伊予の名所を巡りもし(和良)

内子座は国の重要文化財に指定された芝居小屋で今も現役です。　　　・初旅は内子座にまで立ち寄りて(和良)

愛媛県西予市のホテルに一泊して新鮮な魚料理を楽しみました。　　　　・西伊予の初旅魚尽くしかな(和良)

西予市のホテルでは地元産の蜜柑が並べられ食べ放題でした。　　・好きなだけ蜜柑どうぞとあるホテル(和良)

愛媛県の宇和島駅の駅前には昔の蒸気機関車が置かれていました。　　　・冬晴の宇和島駅の明るさよ(和良)

宇和島駅の駅前にはこの地方で有名な闘牛の像もありました。　　　　　・冬晴の宇和島駅の椰子仰ぐ(和良)

愛媛県の宇和島駅には予讃線と予土線が乗り入れております。　　　　・松山へ土佐へ行こうか乗初めは(和良)

正月の宇和島駅には綺麗な松飾が華やかにされていました。　　　　　　　・宇和島の駅の綺麗な松飾(和良)

高知県の四万十市では四万十川に舟がゆったりと浮かんでいました。　・正月の四万十川のゆったりと(和良)

ゆったりと流れる四万十川の水は青く澄み渡っていました。　　　　　・水澄める四万十川の青さかな(和良)

四国の南端にある高知県の足摺岬で正月を迎えました。快晴でした。　　　・冬日差す足摺岬灯台に(和良)

太平洋を見下ろす白い足摺岬灯台に正月の光りがまぶしかったです。　　　・正月の光真白き灯台に(和良)

初旅は四国の南端にある足摺岬まで長男の運転する車で来ました。　　　　　・初旅は遠く足摺岬まで(和良)

足摺岬からは270度の視界でひろびろと太平洋が眺望できました。　　　　　・新年を足摺岬より始む(和良)

足摺岬からは天狗の鼻もよく見え太平洋の広さに圧倒されました。　　　　　・初旅ははるか黒潮見ゆ岬(和良)

足摺岬から見る太平洋の水平線は丸く地球の丸さを感じました。　　　　　　・初旅は丸い水平線も見て(和良)

足摺岬の道には野路菊がへばりつくかのように咲いていました。　　　・野路菊のへばりつくかに咲く岬(和良)

足摺岬への道には野路菊と寒椿が咲き競うように咲いていました。　　　　・野路菊も見て寒椿咲く岬(和良)

足摺岬から眺めた冬晴れの太平洋は広く明るく美しかったです。　　　　　　・冬晴の太平洋の明るさよ(和良)

足摺岬から眺めたお正月の太平洋は青々と澄み渡っていました。　　　　　・正月の太平洋の青さかな(和良)

足摺岬には明治維新で活躍したジョン万次郎の像が立っていました。　　・寒晴にジョン万の像高き岬(和良)

足摺岬には各所に土佐の偉人の像が立てられている案内がありました。　・初春や土佐は偉人の多き国(和良)

徳島駅には新春を祝って蘭の花がたくさん飾られていました。　　　　　　　・新春を祝ひて駅に蘭の花(和良)

徳島駅に飾られた蘭の花は瑞々しく春を先取りするかのようでした。　　　　・駅頭に春を先駆け蘭の花(和良)

祖谷の初句会が行われた渭水苑では玄関に門松が飾られていました。　　・門松の竹に瑞気のほとばしる(和良)

渭水苑の門を入ると手水鉢にもお正月の飾りがしてありました。　　　　・手水鉢にも正月の飾りして(和良)

渭水苑には枯山水の庭園があり、石庭に箒目が通っていました。　　　・箒目に踏むをためらふ淑気かな(和良)

渭水苑には門松とともに小振りですが正月飾りもしてありました。　　　　・小さくとも正月飾凛として(和良)

渭水苑の広い枯山水の庭園には万両が赤い実をつけていました。　　　　　　・枯山水紅一点の実万両(和良)

渭水苑の実万両は温かい冬の日差を集めて輝いて見えました。　　　　　・浴びるほど日差を集め実万両(和良)

渭水苑の表玄関には色とりどりの繭玉が飾られていました。　　　　・色とりどりなるもめでたし繭の花(和良)

渭水苑の繭玉は触れてみたくなる場所に飾られていました。　　　　・繭玉を見れば触れてもみたくなり(和良)

祖谷の初句会はお正月の料理をいただいた後、行われました。　　　　・初句会和服のありて花やかに(和良)

渭水苑では正月の料理を楽しんだ後、祖谷の初句会が行われました。　　　・健啖を確かめ合ひて初句会(和良)

徳島市国府町の阿波史跡公園には竪穴式住居が並んでいました。　　　・寒風に逃げ込む竪穴住居かな(和良)

阿波史跡公園には高床式の倉庫もあり子供たちが見学に来ていました。　・子ら走り我は芯まで悴んで(和良)

徳島市国府町の阿波史跡公園に暖かい冬の日差が差してきました。　　　　・日差出ても一度巡る冬の園(和良)

阿波史跡公園の周りは笹鳴きの聞こえて来そうな林がありました。　　・笹鳴いてゐるかと園を二巡せど(和良)

徳島市国府町の阿波史跡公園には臘梅が花をつけていました。　　　　・臘梅の香までさらってゆきし風(和良)

阿波史跡公園の臘梅は日溜りにあり、花の黄がまぶしかったです。　　・日溜りに臘梅の黄のまぶしかり(和良)

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